帰省がてらの岡山・福岡滞在を経て、経由地の韓国・釜山(プサン)で1泊。
そしていよいよ、この夏のメインである中国・青島(チンタオ)へ向かいました。
■韓国・釜山から中国・青島へ
大韓航空で、釜山から青島へ
前日に引き続き、大韓航空でのフライト。
2時間ほどですが11時発なので、機内食が出ます。見た目は残念な感じですが、おいしいサンドイッチ。
子どもたちのキッズミールは、ごはん(いなりずしと韓国風のりまき)とパン(ハムサンドとタマゴサンド)を1セットずつ頼みました。これはごはん。隠れていますが、BROOKSIDEのチョコ付き!
4歳息子は昨日のように泣くこともなく、サンドイッチとコーラの相性に上機嫌。
「みずいろのひこうき(大韓航空)はもう大丈夫!ずっとみずいろがいい」とのことで、成田での重大インシデント(車軸折れ)が記憶に新しいわたしはちょっと複雑でした。
青島流亭国際空港から市内へ
無事に青島空港(青島流亭国際空港)に到着したあとは、到着ロビーにあったマクドナルドでひとやすみ。
4歳7歳という年齢だと「見ず知らずの海外のもの」よりも「自分が知っているものの海外版」のほうが楽しいのではないかと思って寄ってみました。
ハッピーセット、いろいろ並んでるけど在庫はピカチュウのみ。
空港だけど店員さんが英語NGだったので、それを理解して注文するまでけっこう大変でした。
ハンバーガー、日本は刻み玉ねぎくらいはあったような…?
ハンバーガー・ポテト・ドリンクのハッピーセット2つで、40元くらい(約700円)。
と、ここで静かに必死な人が…
我が家はわたしが手配と計画をして、現地で夫が実行するという分担なのですが、無料Wifiがつながらず(電話番号認証が必要)、保存していた地図が見られないとのこと。
※出発ロビーにはか細くつながるWifiがありましたが、到着ロビーは全滅。
中国、それも青島の空港の無料Wifi、信じる~!?
最低限必要な情報は紙で持ってきているので致命傷ではないのですが、地図を見ながら格闘。おつかれさま…
ともあれ、バスチケットを買って青島駅まで。運よく10分後にバスがありました。
青島駅までは1時間15分ほど。
海沿いから、ドイツ風の街並みへ。中国のほかの都市とはまた違った雰囲気です。
急な雨!
どこかのスキマから雨が入り込んできたようで、バスの床がびしょびしょに濡れました。ええ~!?
でも、青島駅に着いたときには雨はやんでいました。ホッ。
青島駅からタクシーで宿へ
さて、今回の宿は青島駅からタクシーで10分ほどのアパートです。
駅前のタクシー乗り場ではあっさり乗車拒否されましたが、乗り場にいた係員さんに持参した地図を示しながらジェスチャーで拒否されたことを伝えると、運転手さんに説教してくれ、無事に乗れました。
海沿いを通るルートだったので、タクシーからは地元の海水浴客や青島ビールのラベルにも使われている観光名所、桟橋のお堂も見えました。※写真では見えません。
どんどん古い住宅街に入っていきます。
空港や駅前にあったマクドナルドもピザハットも永和豆漿もセブンイレブンも見当たりません。
アーティストたちが住んでいそうな、上海の田子坊をこぢんまりさせたようなエリアも通りました。
そして、「たぶんこのへん」という感じで下ろされてしまったので、夫が周辺をちょっと探して見つけてくれました。
「11号丁」と壁に番地が大きく書かれていたので助かったとのこと。
近くにビール屋がある!
予想外にローカルな入口でした。
これから3泊、お世話になります!
■猫グッズ尽くしの快適宿!
今回の宿は、Airbnbで予約した民泊のアパートメント。
【画像】撮り忘れたので宿主の猫猫さんにお借りしました
外観は古いけど、内部は清潔で広い!
普段マンション暮らしの子どもたちは、ロフトが嬉しかったようです。
⇒宿の詳細や駅からのアクセスはこちらの記事にまとめています。
猫はいないけど、猫だらけのお部屋です。にゃんにゃん!
キッチンには蒸し器まであり、しょうがとネギも(笑)。
しかも、お水とビールを用意してくれていました。念のためメールすると、飲んでもいいわよというお返事!
冷蔵庫にもう1本冷やしてくれていたので、いきなり乾杯できました。
ありがとうーーーーー!!!
■1日目:お散歩と青島名物
近所がどうなっているのかわからないので、夕方からはお散歩がてら最寄り駅(地下鉄の人民会堂駅)まで歩いてごはんを食べられる場所を探すことにしました。
宿の近くは、学生街
下り坂なので、楽々~
このあたりは大学もあって学生が多いのか、ローカルなカフェがたくさんありました。
孔子!
子どもたちがちょっと歩き疲れたので、売店でアイスを買いました。
そして駅まで歩いても、ほんとに何もない…
諦めて戻ろうとしたのですが、茶色屋根の学校の左奥の建物が気になり、あそこまでチェックしてから帰ろう!ともうひとがんばり。
で。
あったーーーーーー!!!
青島は海鮮の街、初日の晩ごはんには理想的です。
青島名物、ビールと海鮮料理
もちろん日本語も英語も通じませんが、店内に写真のメニュー表があるので助かりました。
こちらのお店の生ビールは2種類で、無濾過の「原漿」と黒ビールの「黒啤」。
原漿は炭酸がそれほど強くなくて、濃いというほどではないけど少しクラフトビールっぽい感じ。
サッと出てきたのは、ニラとタコの炒めもの。うまー。日本のタコよりも甘みが少なくて、イカに近い味。
魚の蒸し物は「清蒸」。メニュー写真でトッピングされていた唐辛子を指しながら「子どもが食べるんやけど、辛くなくできる?」(日本語)と言ったら楽々伝わりました。シンプルでおいしい!
そしてこれが青島名物、海鮮水餃子。具ごとに皮の色まで変えてあって、凝ってます。
白はベーシックで、魚肉がメインっぽい味。オレンジはカニかな。
黒はイカ墨、中身もイカがメイン。
そして我が家の一番人気は緑で、メインは海老。
そして、シャコ!
冷やされて整然と並べられた日本のシャコはあまり興味がないのですが、豪快に油炒めにされたシャコを手を傷だらけにして食べるのは大好きです。
水餃子で炭水化物は取れていますが、子ども用にチャーハン。米は細長いタイ米(インディカ米)で、上手に調理してありますが食感はかなりボソボソでした。
4歳息子「うわぁ、これ日本のチャーハンと違うぅ~(苦)」
7歳娘「これは中国のチャーハンだからね!これもおーいしー!」
娘、強い…
どれも大盛りで食べきれないので、テイクアウト用のケースをもらいました。紙製の小皿に入れたのと2階建てにして、バッチリ。
中国旅行では、食べ残しをテイクアウトして次の日の朝か昼のごはんにするのが恒例です。
続々と地元のお客さんが入ってくる人気店。雰囲気はローカルですがお値段はわりと高めで、280元(約5000円)。
<海鮮家常菜>※地図上にスポットはないですが、この場所です
https://goo.gl/maps/KeKDph8eM3ewMmTH7
隣接するコンビニ兼お土産物店でお菓子や飲み物を買い、帰りはバスで帰りました。
そういえば青島、街を歩いているとたくさんゴミ箱があるのが便利でした。
バス停近くで、かりんとうを買う娘。今回の旅は二人とも、ちょっとしたお買い物が楽しかったようです。
帰ってからも、もちろんビール~!
コップを冷凍庫で冷やしていました。自分、GJ!
おつまみは中国でのお気に入り、キュウリのポテトチップス。
息子が買ったのは青島のコーラ。スパイスの味が強めで、お砂糖の素直な味が優しくて、おいしかった!
22時くらいには就寝(海外旅行ではだいたいこの時間に寝る)。
■2日目:青島ビール三昧とヒトデ
夫がまわす洗濯機の音で目覚める朝…普段と変わらぬ休日…
最近は「暮らすように旅する」というキーワードが流行っているようですが、これぞガチの「暮らすように旅する」ではないでしょうか。
岡山、福岡、佐賀、釜山と1泊ずつで移動してきていたので、ひとまず寝たいだけ寝て体力を回復。
夫はひとりで散歩に行ったようです。怒りが伝わる注意書き。せめて大はやめてあげてほしい。
朝は、まずはお茶。
でもまあ、飲んじゃうか!
普段はお正月くらいしか朝から飲みませんが、なんか朝から飲んでもいいような空気のある街です…
朝昼兼の食事、水餃子は多めの水で蒸し焼き風するとできたてのよう!
シャコ、チャーハン、ニラタコ炒めも、レンチンではなくフライパンで炒めなおせるのがありがたい。
念願の、ビニール袋ビール
午後、そろそろ青島ビール博物館へ行こうと部屋を出てバス停へ…
と思ったのですが、昨日見かけた近所のビール屋さんがどうにも気になったのでまず行ってみることに。
今回の旅行の最大の目的であるビニール袋ビール、発見!
お店のおじさんがスマホ翻訳を使って「どれくらいいりますか」と聞いてくれたので、500mlのペットボトルを指してみせると、納得してくれた様子。
だったのですが、止まらない~止まらない~。なんのためのスマホ翻訳!
1斤(500g)単位の販売で、たぶんこれは2斤だと思うのですが1リットル以上ありました。これで10元(約170円)。
店先の樽から注がれていますが、ちゃんとしっかり冷たい!
ネットではストローで飲んでいる画像も見かけますが、さすがにそんなまずい飲み方は一般的ではないらしく、「こうやって注ぐんだよ」と教えてくれました。
とりあえず飲み切らないといけないので、部屋へ逆戻り。短いお散歩でした。
上手に注げました。
玄関先に吊り下げ、ぬるくならないうちにぐびぐびと。
子どもたちがおなかを空かせてしまったので、昨日買っておいたカップ麺。なかなかおいしい麺でした。
青島ビール博物館
すでに1リットル近く飲んでいますが、薄いせいか特に酔った実感もなく、改めて青島ビール博物館へ。
宿からはバス停わずか2つぶん、バス停からは1kmとの表示でしたが、実際には500mくらいでした。葡萄酒博物館も気になる!
高架をくぐって案内のほうへ歩いていくと、すぐに博物館が見えました。
なんというか、青島ビールの聖地感がすごい。
ビール博物館の前はビール街になっていて、「純生」「原漿」「黒啤」「果啤(フルーツ)」の4つの樽にビニール袋がかけられているお店が多かったです。
博物館に到着!
「純生」「原漿」「黒啤」「IPA」の4種類の試飲付きで80元(約1400円)というチケットにしました。子どもは140センチ未満は無料、140センチ以上は30元。なぜ身長?
⇒博物館とビール街の詳細情報はこちらの記事にまとめています。
まずは案内に従ってA区へ。団体と一緒になってしまい、ぎゅうぎゅう!
人いきれで気持ちが悪くなってきて早々に出ました。暑さでTシャツを首までまくり上げているおじさんのおなかに腕があたって、めっちゃ気持ち悪かった…
展示として楽しいのはB区のほう。
これぞビール工場見学という内容です。
昔のビールづくりを、なぜかホログラムで…怖いよ。
樽掃除の人も怖い。
B区の見学が終わると、無濾過の「原漿」を試飲。
それから、実際の工場見学。瓶や缶に詰められていく様子を実際に見ることができます。4歳息子、なぜかドハマり。
日本の工場ほど正確ではないので、ときどき止まって、従業員の人が手で直していました。イヤホンで音楽を聴いているのか上の空で、ラインが止まってどんどん缶が詰まってるのに気づいてないこととかもあって、お国柄が出ていました。
最後は、「原漿」以外の3種類を飲めるバー。ダンスタイムなのか音楽が大音量で流れていました。
黒啤(黒ビール)が特においしかった!
ミュージアムショップでいろいろ買いましたが、ルービックキューブが特にお気に入りです。
楽しかった!
ビール街で、宿周辺では売っていない果啤(フルーツビール)とおいしかった黒啤(黒ビール)を買って帰ろうとしたのですが、テイクアウト用のパウチは大容量のみ。ビニール袋なら1斤(500g)でもいいよというので、とりあえずビニール袋で買いました。
観光街なのでストローですが、黒ビールのストローはさすがに激マズ。
フルーツビールはジュースみたいなので、ストローで飲んでもおいしかったです。
ヒトデとの出会い!
博物館からの帰り道、ビール街の客引きが多かったのでお祭り気分でどこかに入ろうかなとも思ったのですが、いまいちピンと来るお店がなく…
とりあえず歩いていると、なんとなく気になるお店がありました。
お店の人も、目が合ってから控えめに誘ってくるところも好印象だし、テーブルクロスも布。いいかも!
メニューを見せてもらうと、子どもたちの大好物「麻辣豆腐」(肉なし麻婆豆腐)の文字。
前日の魚料理同様、「辣」の文字を指しながら「子どもが食べんねん」(日本語)と言ってたら伝わったので、ここで軽く食べることにしました。
これは海鮮ではなく「白菜水餃子」。
青島の代表的な料理らしい、アサリ炒め。
そして発見してしまった「海星」を注文。ヒトデですね。
ビニール袋黒ビール、コップで飲ませていただきました。美味。
そして、ヒトデのおいしいこと!ある意味、ビールを超える感動!
4歳息子は苦手な味だったようですが、7歳娘はお気に入りでした。
⇒カニと思えばそうでもないけど、ちょっとグロいのでこちらの記事に書いています。
ヒトデはもうちょっと食べたいので、お持ち帰りにもう1個頼みました。1個15元(約270円)。
ここは80元(約1500円)。昨日の海鮮料理店よりはかなり安い印象です。
昨日のお持ち帰りパックを洗って持ってきていたので、残った豆腐と水餃子はお持ち帰りに。
<街边小厨(街辺小厨菜館)>※GoogleMapにはないけどこの場所です。
https://goo.gl/maps/CxshsVg9eQ7DdsLz6
となりのお店で桃を買って帰りました。
宿に戻ったのはまだ18時ごろでしたが、夫と7歳娘、爆睡…
今日が終わるのはまだ惜しいので、しばらく休憩したあと、4歳息子と2人で隣のビール屋にビールとおつまみ的な料理を買いに行きました。
ビニール袋に入れてもらうと飲みきらないといけないので、1.5Lの空のペットボトルを持参して入れてもらいました。
おっちゃんについてウロウロする4歳息子。
1本2元(約15円)の肉串をトースターで焼いてくれている間、愛用のスマホ翻訳でいろいろ話しかけてくれる店主。
五四広場のライトアップがきれいですよ、とか、青島でわからないことがあったら聞いてね、とか、実はわたしも民宿を持ってるんだよ、とか。
わたしたちにはローカルな住宅街に見えますが、民泊施設が多いエリアなのかもしれません。
日本語の挨拶だけできる酔っ払いのおじさんに話しかけられる4歳息子。
「こんばんは、こんばんは、こんばんは」
「もういいよぉー!こんばんはいいすぎー!」
部屋に戻ってしばらくすると夫が起きてきたので、肉串とヒトデで軽くビール。
お肉、豚ヒレかな?軽く八角がきいていて、やわらかくてめちゃうまー!
トースターで焼くだけであんなにおいしいって、やっぱり中国料理おそるべし。
この日も22時には就寝。
■3日目:1000円北京ダックとナマコ
3日目の朝は、大雨…
前日夜から12時間以上寝てしまった7歳娘、ちょっとショックで泣いていました(笑)。
朝ごはんは、昨日の要領で水餃子あたためなおし。
朝だけど、ビール飲む。
7歳娘は、辛くない麻婆豆腐のヒトデトッピング!
娘用に足1本だけ残しておいたのですが、1本でもけっこう量がありますね。
ハイ、機嫌回復。
青島国際ビール祭り、断念
さて、この日の予定は、本来であれば青島国際ビール祭り。
その時期を狙ったわけではありませんが、せっかく開催しているなら行こうと思ってメイン会場もサブ会場も調べてきていました。が。
入場料は昼間が20元(約290円)で、夜(午後3時以降)が30元だ。(中略) 大ジョッキが1杯60元と中国としてはかなり高いのだが、飛ぶように売れていく。 引用元:産経新聞(2013.1.28) |
2012年でこの値段(記事は1月ですが、2012年に参加したという記事)。
たっか!!!!!!!
それに、どう考えても、すでにじゅうぶん祭ってる。
観光客からしてみれば、この街自体、ビール祭り。
わざわざビール祭りに行かなくてもいいんじゃないか、という結論になりました。
雨がやむまで、ご近所で
そんなわけで、この日は桟橋と青島葡萄酒博物館へ行って、夜は五四広場にライトアップを見に行けたらいいな。それと、青島名物だという「ナマコとひき肉の炒めもの」を食べたい。
と思っていたのですが、出かける気が失せるほどの雨。
仕方ないので、わたしは部屋でゴロゴロ、父子3人にはもはやおなじみ隣のビール屋にビールを買いに行ってもらうことに。
それと、もし翌日も雨だと空港までの移動がつらいので、「なんでも聞いて」と言ってくれているビール屋のおじさんにタクシーの手配をお願いしよう、という目的もありました。
⇒結果、店主自身がタクシー(Uber、民泊ならぬ民タク)の運転手であることが判明。ラッキー!
子どもたちのお昼ごはんはここで、ワンタン。
うっま!
息子お気に入りの肉串も。
時間あるし、手持無沙汰なのでひとりでピッチャーを頼んで飲みきった夫。
スマホ翻訳大活躍!(ジェスチャーでわかることも全部アプリを使うので、ちょっとめんどくさいときもある。笑)
さらに隣のウクレレ屋でも遊ぶ。
そういえば普段はちょっとシャイな4歳息子、中国は水が合うのか、どんなお店でも大きな声で「ニイハオー!」と言いながら入っていっていました。
ビールは買ってきてくれたので、雨が止む14時くらいまではゆっくりと過ごしました。
北京ダック、そして崂特ビール
ところで、わたしは北京ダックが大好きです。
青島には全聚徳(日本にもある北京ダックの有名店)がありますが、今回はかなりローカル色が強い旅なので全聚徳って感じじゃないなあ…でも中国に来たからには食べたい…
夫に頼んで百度アプリ(中国版Googleみたいなの)で調べてもらったところ、ギリギリ歩けるところに北京ダック屋があると!
味はわからないけど、ひとまず行ってみよう!
ローカルなスーパーでお土産を買ったり、
道端にある運動器具で体をほぐしたり、
ちょっと迷ってちょっと険悪になったり(笑)、
ビール屋に目を留めたりしていたら、
着いたー!あった!
目指していたお店なのかどうかはわかりませんが、地図の場所が市場周辺で、そのエリアに北京ダックのお店があったという感じです。
<北京ダックのお店>※地図の店名は違いますがこの並びです
https://goo.gl/maps/g99Wh4z3YKomGY1v9
中国の「百度地図」で見る(これも店名は違います)
1羽買ってみました(1/2羽でも買えたようです)。
「スライスする?」「お願い!」と、このへんはジェスチャーで。
すごくよく切れる包丁でスライスされていくダック。ただここ、どうやらテイクアウト専門です。
そこで、思い出したのが、さっき通ったビール屋!
ちらっと覗くとテーブルがあって中で飲めるようになっていますが、食事を出すお店ではない感じ。
「ビール飲むから、これここで食べていい?」(日本語)。
店内で飲むので、ビニール袋ではありません。
なんと2斤で5元(約90円)、この旅行で最安です。
かんぱーい!
店主、突然の日本人に驚いたと思いますが、箸を出してくれました。
優しい!というか、そういえば箸なかった!
う、うううーーーっま!
思い出してもヨダレが出る、期待をはるかに超えてきた北京ダック。
固くないとか臭くないとかじゃなくて、めっちゃうまい。皮もうまいけど肉もうまい。
ちなみにこのダック、フルセットで58元(約1000円)でした。いままで食べた北京ダックで最安。
しかも、袋をよく見ると着色料・香料・防腐剤は不使用とのこと。
店でビール飲んでたおっちゃんです。
7歳娘の頭をなでて、もう少し高い位置でも手を止め、中国語でなにやら。
「あ、もうちょい大きい女の子の孫がおるんか!かわいいやろなー」(日本語)
うなずくおっちゃん。合ってるかどうか知らないけど、通じ合う(笑)。
くつろぎすぎ。
なじみすぎ。←店主に公衆トイレに案内してもらう子どもたち。
そういえば、ここ、青島啤酒ではなく「崂特(ラオテ)啤酒」と書いてあります。
青島には青島ビール以外にもビールメーカーがあるんですね。青島ビールの「純生」よりも少し濃いめです。
ピッチャーのビールで充分でしたが、崂特の袋ビールも体験したくなってしまい、入れてもらいました。
持って帰れないのでピッチャーに移して飲みました。おなかじゃぶじゃぶ。
青島ビールよりレアなので、お土産に瓶を2本買いました。
お世話になりましたー!
<崂特啤酒 批发零售>
中国の「百度地図」で見る(これも店名は違います)
また、もと来た道をてくてくと帰りました。
ただいま!
ちなみに、宿のすぐ近くにも崂特ビールのお店がありました。
買ってないですが、たぶん営業していると思います。
高級アイスとナマコのひき肉炒め
いったん宿に帰り、19時ごろまで休憩。
夕方に北京ダックを食べたのでおなかは空いていませんが、まだ食べていない「ナマコとひき肉炒め」も食べなくては。
というわけで、初日に行った海鮮料理屋さんに行くことにしました。
途中、初日にも通って気になっていたインスタ映えするアイス屋さんへ。
さんざんつきあわせてるので、たまには子どもが喜ぶところへも行かないと(笑)。
レインボーアイス、まさかの38元(約670円)。アイス2個より北京ダックが安いとは…
でもボッタクリ店というわけではなくて、地元の子たちも来ていました。日本よりも、所得による棲み分けがはっきりしているということなんでしょうね。
アイスは濃厚だけどくどさがなくてすごくおいしかったです。
ライトがチラついていたので上手に撮れませんでしたが、お店の奥はバルーンのフォトスポットになっていました。
そして再びの、「海鮮家常菜」。この日もお店は大盛況でした。
やっぱりビール。チンタオに来てから、1日3リットル近く飲んでいる気がしますが、不思議と全然酔いません。
水餃子は、前回お気に入りだった緑(海老)。やっぱり、しみじみとおいしい。
そして、ナマコとひき肉の炒めもの。
青島のガイドブックに代表的な料理として載っていたので、これは食べたかったのです。
生姜がほんのり効いたひき肉と、キクラゲ、加熱してあるのでムニュムニュとした食感のナマコ。ナマコは噛み切りにくいということはなく、味は違うけどチクワみたいな感じ。
まずいことはないですが、正直、リピートするほどでもないかな…
というか、キクラゲの存在感が大きすぎ。大きさでも食感でも味でもナマコ完敗。キクラゲとひき肉を炒めといたらいいんじゃないか?と思ってしまう料理でした。
でも、食わず嫌いが多い息子がなぜかナマコを気に入り、ナマコだけ集めてくれと言って食べ続けていました。なので、次もまた頼むかも(また来る前提)。
おいしかったよ!と、筆談で伝えた7歳娘でした。
今回、「洗手間」(トイレ)とか「日本人」とか「米」とか、漢字でコミュニケーションする楽しさを満喫していました。
帰りは、隣のお土産物屋兼コンビニでちょっとお買い物。
高級食材のデーツがこの量(500g)で15元(約270円)って激安!海産物ではないですが、青島特産品だそうです。
帰国後、小分けして料理好きの友人知人に声をかけたところ、飛ぶようになくなりました。
さっきアイスを食べたことを忘れていて、またアイスを買ってあげてしまいました。
青島最後の夜も、楽しかった!
■4日目:朝から料理、バイバイ青島
絶品!北京ダックのガラスープ
最終日の朝食、1回は使ってみたかった蒸し器で昨日持ち帰った水餃子をあたためました。
北京ダックもこれであたためなおしたので、ふんわり。幸せ~。
そして、ダックのガラを煮込んでスープ。
塩も醤油もなし、ガラを茹でただけのスープがめちゃくちゃおいしい!
豪華な朝ごはんでした!
Uber利用で、空港まで
13時の飛行機だったので、10時ごろには出発しなくてはなりません。
来るときはバスを使いましたが、帰りはビール屋のおじさん運転のUber(民タク)。
ニイハオ~!すっかり仲良し。
一般のタクシーに比べて、いい車!
運転も丁寧で、160元という値段は一般のタクシーよりもちょっと割高なのかもしれないけど、安心しておまかせできました。
※Uberなのか、中国版Uber(「滴滴」「快的」)なのかは未確認です。
ちなみに予約は、店主が自分のスマホでして、完了画面をきちんと見せてくれました。
システム使わないぶん安くするから白タクでどう?と言ってこないところが信頼できる。
支払いも、システムの画面を操作して示してくれました。
3日間、本当にありがとう!
最後まで、青島ビール
空港では時間に余裕があったので、最後の青島ビール(グラスはドイツですが)。
7歳娘は、あたたかい豆乳。
空港価格なので1杯38元(約670円)と高めでしたが、街中で飲んだ「純生」とも「原漿」とも違い、ちょっと濃いめでプレミアムな感じでした。これはガバガバ飲むと酔いそう。
4歳息子は、青島ですっかりハマった崂山(ラオシャン)コーラ。コカ・コーラよりもスパイスの味が強めで、手作り感のある味です。コーヒーがちょっと入っているのもポイント。
いよいよ、青島ともお別れ。
大満足の滞在でしたが、観光地の桟橋にも五四広場にも行けなかったのが心残り。
コーラとビールの名前にもなっている崂山にも行ってみたいし、葡萄酒博物館も行かなければ!
空気も汚れている感じはしないし、街の人は静かで優しい印象でした。
ということで、再訪を誓って飛行機に乗りました。
帰りも釜山経由で1泊なので、旅はもうちょっと続きます。
★釜山後泊編へ続く