中国・青島(チンタオ)でヒトデを食べたら激ウマだった!

今年(2018年)の夏は、ビニール袋入りのビールを飲むために中国・青島(チンタオ)まで行きました。
でも、ある意味、ビール以上にインパクトのあった出会いがありました。

それが、ヒトデです。

■ヒトデとの出会い

たまたま入ったこの食堂で、メニューに「海星」の文字を見つけたのです。
(樽から注がれているのがビニール袋ビールです。地元の人がテイクアウト中)

海の星、ヒトデってこと!?
15元(約250円)と安かったので試しに注文しました。

メニューの位置的には前菜と思われる場所で、ほどなく出てきました。
予想以上にそのまんまながらも、少々違和感のある姿。ひっくり返ってるのかな。

記念撮影。最近の子は写真に慣れております。

裏返すと、なじみのある姿となりました。
「どうやって食べんの?」(日本語+ジェスチャー)と聞くと、足を1本ずつ外して食べるとのこと。

素直に足をブチっと外す。うわ、カニ味噌みたいな色!

裏側が、スーッと裂けました。
1回開けると閉じられないパッケージ、ありますよね。開けるときの感触もあんな感じ。

カニ味噌色ですが、カニ味噌みたいにベチャベチャではありません。

そしてひとくち。

う、うううう、うまい!!!!
日本人、ヒトデ食おう!!!

見た目通りといいますか、カニとカニ味噌がコラボしたような味。
海のものだということはわかりますが、磯くさいというほどではありません。
そのままでもおいしいけど、添えてある生姜入りの酢醤油をつけても美味!

食感はモロモロとしていて、カニの身のような縦の繊維ではないです。
強いて言うならでんぶかな?でも、でんぶほどキメは細かくはありません。

7歳娘の食いっぷり!

「ごはんににめっちゃ合うー!」

4歳息子はちょっと苦手な味だったようで、食べず。でも殻はお気に入り。

夫婦+娘の3人で完食しました。おいしかった~!
(アサリ炒めも食べました。これもチンタオ名物)

食べ足りないので、宿でのおつまみ用に1個テイクアウトしました。
今度はアツアツの茹でたて!ああ、この状態でも食べてみたいなあ。

ごちそうさまでした!

小厨(街辺小厨菜館)

中国の「百度地図」で見る

※青島ビール博物館の近くなので行きやすい場所ですが、ヒトデはここ以外にもあるはずです。

■テイクアウトして、じっくり観察

以下、宿で改めて観察してみた姿。

裂け目は2本あり、ファスナーのように開くことを発見。
なんでしょうこの、食べてくださいと言わんばかりの姿は!

みっちりと詰まっています。

こそげると、カニっぽいですね。毛ガニの殻みたい。

7歳娘は翌朝、持ち帰って温めなおした豆腐にぶっかけて朝ごはんに。

最高すぎる~!

■日本でも食べられるのか?

日本では食べられないのかと思ったのですが、熊本で食べているという情報をキャッチ。
調べてみると上天草地方限定らしく、「ケンミンショーで熊本県民ヒトデ熱愛と紹介して反発される」といった問題もあったようです。

でもこのおいしさを知った今、「熊本県民熱愛」って言われたら普通に信じます。

ぐるなびの「みんなのごはん」には、ヒトデを食べたレポートも!←調理過程もわかる楽しい記事!

これを読んで、食べたのがマヒトデという全国的に生息している種類のヒトデの卵だったことがわかりました。
天草には、ヒトデを食べられる宿があるとか!
ヒトデを食べられるのは産卵時期の3月~6月らしいです。

※毒のあるヒトデもいるそうなので独断で食べるのは危険です。
またwikipediaには「体内にカドミウムや鉛などの重金属を多く含むこともあり、基本的に食用には適さない」とあるので、毒がない種でも大量に食べるのはよくないのかも。

■(余談)青島にヒトデが降ったらしい

「チンタオ ヒトデ」で検索していたところ、今年6月の豪雨のニュースがありました。
記録的な暴風雨で、空からタコやヒトデが降ってくるような怪現象が起きたとか…
まさにあのヒトデ!
https://fnc.ebc.net.tw/FncNews/headline/41174

ちなみに甲子園球場もときどき魚が降ります。あれは鳥がくわえていた魚を落とすからです。

というわけで、ヒトデ最高だったというお話でした。

■青島旅行記はこちらです

猫だらけの快適民泊宿に泊まった青島旅行記も、よかったら読んでくださいね。

【2018夏休み旅行】暮らすように旅する!?青島(チンタオ)編

ちなみにこちらは、子どもたち(主に娘)が作った旅行新聞。街中にゴミ箱のある利便性がよくわかる内容となっております。