2016年夏はロシア、ウラジオストクへの船旅。
そして今年は、タイ!?・・・っぽいどこか。
さて、今回の宿の雰囲気は、まさにタイのゲストハウス。
エントランスには、タイのシンボルとも言えるトゥクトゥクが飾られています。
フロントの女性はタイの民族衣装に身を包み、エキゾチックなメイクの美人でした。
1階はタイ料理のレストランもありました。
部屋は簡素ながらも明るく、エアコンもあります。
格安でこの部屋に泊まれるのはありがたい!
部屋にはシャワーもあったので、軽く汗を流してから、夕食に出かけることにします。
バスで行くと安いけど、よそ者が路線バスを乗りこなすのは至難の技。
結局、ターミナル駅まで歩いてそこからタクシーを拾いました。
1台目の運転手さんには近距離を理由に断られるも、2台目はいい運転手さんに当たりました。
夕食はエスニックアレンジを利かせた、おしゃれなビストロ。
ミントとクミンをたっぷり使ったラム肉の炒めもの。
パクチーとコーンのかき揚げ。
ストウブ(フランスのお鍋)で炊いた鯛ごはんにも、パクチーがたっぷり。
レモン、ナンプラー(右)、アリッサ(左、モロッコの辛味調味料)をごはんに混ぜると絶品!
アレンジ料理ばかりではなく、王道のパテ・ド・カンパーニュも。
室温に戻してから出てくるので、口当たりがふっくらしています。
レバーの風味も絶妙で、普段はほとんど肉を食べない自称野菜女子(6歳)も、パンとパテの永久運動。
フランスのビオワインの取り扱いもあります。
美味!
子連れで長居するお店でもないので、20時過ぎには退店。
来るときはタクシーでしたが、街の様子を知りたいので歩いて戻ることにします。
路地に、野良猫。
ふとしたところに、お寺。
仏教国ですね。
対岸へ渡るためのボートがありました。
周辺には自転車で待っている人がちらほらいて、街の人たちの足のようです。
片道30バーツ(100円)、乗りましょう!
旅情のある生ぬるい風に吹かれているうちに、あっという間に、到着。
対岸には特に何もないけどいったん降りて、船一往復分だけぼんやりと滞在。
対岸は山(高台?)なので、家々の灯りがとてもきれいに見えました。
帰りの船を待つ、リトルバックパッカーたち。
帰りの船内で、自転車を従えて立つ娘の姿は完全に旅人。
戻ってくると、海沿いにテラスのような場所があることに気づきました。
なにか飲んでいる人たちがいたので聞いてみると、「飲んでも寝てもなにしてもいい」とのこと。
現に、となりのテーブルでは、バックパッカーらしき男性が寝ていました。
そして、彼女たちが飲んでいたのはセブンイレブンのアイスコーヒー。
アジア諸国にあるコンビニの代表格、セブンイレブン。
(ファミリーマートも多いけど)
ビールとジュース、おつまみを買って、散歩疲れを癒しました。
すでに店からは1km以上歩いており、ここから宿までは15分ほど坂道を登らないといけません。
迂回してタクシーを使うと300バーツ(1000円)、子どもたちも行けると言うので後悔覚悟で歩くことに。
上り坂というか、普通に山登り状態。
ついに宿にたどり着くと、玄関先でお客さんがたむろしていました。
謎のたむろ、安宿でよく見る光景です。
暑さのあまり、部屋で飲むつもりだった缶ビールをここで開けるわたしと、紳士に絡んでいくキッズたち。
夫も疲れのあまり、カメラブレブレです。
そして翌朝。
部屋の窓から見えたのは・・・
こんな景色。
美しい尾道の朝でした。
~ 余談 ~
夜、宿の部屋に戻ったあとの話。
スマホを立ち上げると、こんな画面が↓。
日本語設定が不可!
尾道からタイへ、時空が歪んでしまっていたのでしょうか。
~ ネタバラシ ~
【宿泊先】尾道ビュウホテル セイザン
宿は、千光寺公園の近くにある、なぜかタイ風のビュウホテルセイザン。
宿の前にいたのは、タイ料理店で飲み会をしたあと迎えを待つグループでした。
スマホの設定が一時的におかしくなった理由は謎です。
【ビストロ】ビズー(BISOU)
福島から移住してこられたご夫婦が営むビストロ。
食材だけでなくレンジも使わないほどの徹底ぶりですが、押し付けがましさはなく、ただただおいしかったです。
【渡し船】尾道渡船(向島渡船)
尾道市民の足となっている船です。
船頭さんによると、対岸から眺める山側の景色はひとつの観光スポットなのだそう。
「昔はあそこに家を建てるのがステイタスだったけど、いまや30万でも誰も買わない」のだとか・・・
実際上り下りしましたが、足腰弱ってから住むのはキツいなあと思います。
でも30万か、覚えとこう。
ちなみに、セブンイレブンで買ったのはコレでした。
【限定セット】キリン 47都道府県の一番搾り 中国・四国 詰め合わせセット 350ml×12本
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キリンビール 2017-08-08
【記事内の通貨表示について】
タイ風にバーツ換算で書いていますが、実際にはもちろん日本円です。
渡し船は大人100円、子ども50円。いい船旅でした。
【尾道の風景】
本文ではタイっぽいところを抜粋しましたが、本当は日本らしさもありますよ(当たり前!)。
こちらは、山の上にある千光寺からの眺めです。
渡し船も、日中に撮るとこんな感じ。
タイっぽくなさすぎるのであえて外しましたが、電車も走ってます。
広島の尾道と愛媛の今治を結ぶしまなみ海道は、有名なサイクリングロード。
自転車の置物がある、海の見えるカフェ(で、浸る3歳児)。
尾道市立美術館では、子どもたちの大好きな「忍たま乱太郎展」が開催中でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!