香港エクスプレスのキャンペーンで香港往復ペア航空券が当たり、3年ぶりに香港に行ってきました。
追加の2人分とホテル代は自腹なので、高騰する連休や冬休みはさすがに避けたい…
というわけで、「旅行で学校を休む」は基本しない方針ですが、今回ばかりはしょうがないと金曜午後と月曜はお休みして2018年11月30日(金)からの3泊です。
■11月30日(金)
勢いで買ってしまったマリオのスーツケースカバー、デビュー!
チェックイン後は飛行機で読むための本や雑誌を各自買い、子どもたちお楽しみのゴールドラウンジでビールとおやつタイム(旅行よりこっちが楽しみなのではないかと思うほどの喜びよう)。
マイル換算率のためにゴールドにしているのですが、セントレアユーザーは元取れまくりです。
予約時は14時発だったのですが、数週間後にスケジュール変更の通知が来て、17時発になりました。地味に困る変更…
LCCは少し狭いですが、子どもはもちろん余裕ですし、わたしも小柄、夫も細身なので特にツラいということはありません。
子どもの夕食は、有料の機内食。
香港エクスプレスの機内食はけっこうおいしいです。
最近は上海とか釜山とか、国内並みの短時間フライトばかりだったので3時間超えはけっこう長く感じました。
でも、本があれば大丈夫なインドアキッズたちなのでこのへんは楽です。
21時、到着ー!
(マリオのカバー、近づいて見ると汚れてかなりボロボロ…買わなきゃよかったかなー笑)
子どもたちがまだお腹すいてるというので、とりあえず空港内のセブンイレブンでシュウマイ。
まずくはないけど、シュウマイっていうかカマボコみたいな感じでした。
食べ終えたところで、路線バスA11でホテルに向かいます。エアポートエクスプレスのほうが少し早いけど、乗換の手間と料金を考えると路線バス一択。
21時着なので一瞬空港泊しようかと思ったのですが、子連れだし、娘だし…と、ちゃんと3泊、ホテル取りました。
2階建てバスの始発から終点まで乗れるということで、車窓と終点に萌える5歳息子はウキウキ。
小2娘は途中で寝ましたが、息子は寝る間も惜しんでずっと外を見ていました。
1時間弱で北角(ノースポイント)のバスターミナルに到着。
バスがいっぱい停まっている様子に「これは興奮するでしょう〜!」と、眠気も吹き飛んでテンションが上がる息子でした。
バスターミナルからホテルまでは5分ほどです。2018年7月にできたばかりの「ホテル VIC オン ハーバー」。
ホテルがべらぼうに高い香港ですが、窓もない安宿に3日間も子どもを閉じ込めるわけにはいきません。
1泊2万円以下で広い部屋となると中心部は無理で、下町エリアの北角になったのです。
フロント、キラキラ〜
全室ハーバービューのホテルですが、ワンランクアップグレードで21階でした。
ありがとう!
冷蔵庫のドリンクも無料(到着時のみ。連泊でも補充はなし)。
香港では増えてきているようですが、香港内Wi-Fi無料、日本への通話無料のAndroidスマホ付き。
引き出しのアメニティがかわいい!
と、ひとしきりチェックしたところで、親の胃袋が限界!お腹すいたー!
23時前ながら、明日はみんなで昼まで寝てもいいじゃないかと外へ。
バスターミナルから歩きながら、1軒良さげな食堂が開いてるのはチェックしていました。
夜だけど、香港といえばのピータン粥!
うまーい!しみる!
子どもたちは野菜麺(まだ食べるのか!)。
これまたシンプルでおいしい。
杏仁豆腐が好きな娘が杏仁ドリンクが気になるというので追加。
まさに飲む杏仁豆腐!
おいしいけどこんなには飲めない…とちょっと残してしまいました。
帰り際、料理好きの息子と一緒に厨房を見せてもらいました。
豚足の山にギョギョッ!
すぐにおじさんと交流してしまう我が家ですが、到着直後は最短記録かも…
潤記粥面茶餐庁
香港 North Point, 北角渣華道166號嘉威大廈地下
+852 2561 1181
セブンイレブンでビールを買い込み、やっと一息。
長い一日でした。
そうそう、このホテルはバスローブがものすごく気持ちよかった!
タオルはごわごわでそんなに着心地がよくないことも多いですが、すべすべのブランケットを着ているみたいで贅沢感がありました。
ホテル ヴィック・オン・ザ・ハーバー(2023年時点では、ハイアット セントリック ビクトリアハーバー 香港)
1 North Point Estate Ln, North Point, 香港
+852 3896 9888
https://www.hyatt.com/hyatt-centric/hkgct-hyatt-centric-victoria-harbour-hong-kong
■12月1日(土)
子どもたちがゆっくり寝ているので、早めに起きた夫がひとりでお散歩へ。
ホテル隣の市場をチェックしてきてくれました。
もやしの几帳面な並べ方がすごい!
Java Road Market and Cooked Food Centre
99 Java Rd, North Point, 香港
+852 2516 9404
おいしそうな飲茶屋さんがあったよー、ということで、子どもたちが起きてから朝昼兼の食事に出かけました。
腸粉、海老餃子、ニラ餃子…どれもおいしいー!
「親たち楽しそうだねぇ」と、娘が息子に言うのが聞こえました。
お茶は自分でお湯を注ぎ足すシステムでした。
泉記
https://goo.gl/maps/Qs2JqLXL4yKmHykt6
ホテルに戻り、子どもたちが楽しみにしていた屋上プールへ。
気温は20度そこそこだし、温水ではないのでかなり寒いのですが、ちょっとでも入りたいと楽しみにしていたので少しだけ。
空気入れの有無は問い合わせていて、あると聞いていたのですが、まさかの手動!
大人二人がかりでビッグフラミンゴ膨らますのに腕がつるかと思いました。
でも、ゆーらゆーら浮かんで、気持ちよかった〜
プールの次は、ジム!
VRフライングマシーンがあるのです。
映像はそこまでリアルじゃなくてアニメっぽかったけど、空飛んでる気分で楽しかったです。
子どもたちも、VRだけはちょっと体験させてもらえました。
視力などの問題で子どもにはあまりよくないとあとで知りましたが、1回きりの短時間なのでまあいいか。
「オオカミがいるよー!」とか言ってってかなり楽しんでました。
さて、この旅行のメインイベントは家族写真撮影。
そういえば家族全員のナチュラルショットってないよね、ということで、Airbnbでカメラマンさんを頼んでみたのです。
尖沙咀(チムサーチョイ)までは地下鉄。
子どもたちにとっては、見慣れない機械で切符を買うのも楽しいようです。
尖沙咀の埠頭で16時に待ち合わせして、撮影は90分。
Airbnbでは1人60分の設定でしたが、予約前に相談し、3人分の料金で90分ということで交渉成立しました。
日本語が少し話せる香港人のウィリアム、子ども好きで熱心に撮ってくれました。
この態勢、間違いなくいい人!
子どもが疲れるから途中でカフェかバルに寄ってね、とお願いしてあったのですが、最高のお天気に興奮したウィリアム、屋内に行く時間が惜しいようで……
撮る、撮る、撮る!
でも、ほんとに頼んでよかったです。
街をよく知っている人に撮ってもらうの、すごくいい!
子どもたちがふざけたりするので今回は埠頭だけで時間が終わってしまったけど、古い街並みの中で撮ってもらうのもよさそうです。
⇒ウィリアムの写真撮影体験はこちら。
フォトウォークの体験もやっているみたいなので、自分で撮りたい人はそちらもいいですね。
この日の夕食は大人気のレストラン「鹿鳴春」(コロナ禍で閉店してしまいました)。
香港に初めて来たときに立ち寄った思い出のお店でもあり、たぶん4回目です。
相変わらずの活気で、娘も席につくと思い出したようで「ここ来たことあるよね?」と言っていました。
お楽しみの北京ダック〜!
青椒肉絲のトッピングされた麺。
なまこ炒めのおこげ。
小籠包。
今回もおいしかった!
でも、夏にチンタオで食べた2000円の北京ダックがおいしすぎたし、昔よりかなり値上がりしてるし(4人で16000円)、毎回来なくてもいいなあと思ってしまいました。
食べきれなかった北京ダックは、ホテルでのおつまみ用にテイクアウト。
スターフェリーで香港島に戻ろうかと思ったけど、埠頭まで距離もあるので地下鉄で帰りました。
シンフォニー・オブ・ライツを見なかったのも、スターフェリーに乗らなかったのも初めてです。
ホテルの近くの果物屋さんで、黄色のドラゴンフルーツを買いました。なんと1個750円!これはアタリかハズレかドキドキするお買い物です。
■12月2日(日)
朝です。
朝ごはんに黄色のドラゴンフルーツ。
これは、目が覚めるようなおいしさ!
ジューシーで甘くて、ドラゴンフルーツってここまでおいしくなれるのか。
キウイと白桃をコラボさせたような、とにかく美味!買ってよかった!
娘はマンゴーパフェ(差してあるのは日本から持ってきたうまい棒チョコみたいなお菓子)。
「家でもできることをホテルでするっていうのがいいよねぇー」とのこと。
この日も11時前からゆっくりお出かけ。
まだ食べてないのはロースト!!!
ということで、近くのロースト屋さんへ。
まあまあおいしかったけど、ちょっとしょっぱすぎました。
カリッカリで最高においしいロースト、次回は調べていこう。
子どもたちは麺とバーガー。
バーガーというよりお惣菜パンみたいな感じですが、フライドチキンが挟まれててこれは普通においしかった!
コーヒーカップもかわいい!
牛乳メーカーの非売品っぽいけど、できれば欲しい…!
比較的愛想の良いおばちゃん店員がまかないを食べ終えるのを待って、Google翻訳で「このカップを買いたい」という文章を見せてみました。
おばちゃん、店長にかけあってくれましたが、残念ながらNGでした。残念。
正直に一組くれと言ったほうがよかったかな。
太興焼味餐庁
https://goo.gl/maps/Cano1cHAJhCKyjhu7
560 King’s Rd, North Point, 香港
+852 2565 8088
さて、本日の目的は北角が始点(終点)のトラムに乗ること!
細い路地を抜けてくるトラムはこのあたりのちょっとした観光名所でもあります。
トラムが来るのを待っていたら、地元香港のテレビ取材班にインタビューを頼まれました。
香港人を探していたみたいで出演はなりませんでしたが、まさか海外でも頼まれるとは!
子どもたちにチャイナ服を買いたかったので、露店でお買い物してからトラムに乗りました。
トラムの2階、見晴らしがいい!
バスとトラムが行き交う様子を延々と見られる香港の街は、息子にとっては天国のようです。
30分くらい乗ったのに、次降りるよと声をかけると「あと10乗りたい」と言っていました。
こちらは乗客のおじさんから突然、藪恵一について熱く語られる夫。
ひとつめの目的地は湾仔(ワンチャイ)。
写真を撮ってくれたウィリアムが教えてくれたフォトスポットがあるのです。
香港の街を一望できる絶景!
行列ができていた食堂のようなカフェがあったので、テイクアウト。
後ろに並んでいた人(欧米人旅行者とガイド)の話によると、とても古い歴史あるお店なんだそうです。
シフォンケーキとロールケーキとエッグタルトを買って公園でおやつタイム。スポンジがおいしい。
金鳳茶餐廳
https://goo.gl/maps/ZovAPn7j2Vf6KaSP7
41 Spring Garden Ln, Wan Chai, 香港
+852 2572 0526
中国って街中にエクササイズできる器具があるのがおもしろいですよね。
これは太極拳できる器具で、ちょっとやったら太ももにかなり効きました。
トラムを乗り継いで中環(セントラル)へ壁画アートを見に行きました。
長いエスカレーターでどんどん上る!
香取慎吾の絵もあります。
九龍城の壁画がいちばん人気。
各壁画のアートとしての甲乙が理解できないので、人が多いところと誰もいないところの差がよくわかりませんでした。
駅へ戻る途中、雑居ビル内にあるクラフトビールのお店に寄り道。
日本の常陸ネストビールとちょっと関係があるっぽいことを言っていた気がしますが、英語力の限界…
自分たちで作れるスペースがあったり、麦芽を売っていたり。香港もかなりのクラフトビールブームみたいです。
缶を1本試飲させてもらえました。
缶詰のように開くスタイルにびっくり!
香りをちゃんと楽しめるのです。
クラフトビールは基本的にグラスで飲みますが、バーベキューのときや旅先のホテルでいいグラスがないときなんかはいいですね。
香港ブリュークラフト
https://goo.gl/maps/442thsCQWLHiJfi66
4/F, 15 Cochrane St, Central, 香港
+852 5925 2739
息子はトラムに乗りたがりましたが、遅くなるので帰りはさくっと地下鉄。
ホテル最上階のバーで夕暮れを眺めるためです。
屋外テラスは子ども不可ですが、店内は子連れもOKでした。20時まではハッピーアワーで1杯頼むとおかわりが無料です。
ハウスビールで乾杯!
ヴィクトリア湾の夕暮れを堪能しました。
揚げ物いろいろのスナックコンボ、お得でおいしかった!
ホテルから一転、最後の食事はコンビニに行くときに気になっていた食堂へ。
ワンタン麺とか蒸したレタスのオイスターソースがけとか、普通においしい。
ワンタンにナンプラーをかけるのにハマる息子。なかなか将来有望です。
適当に入っておいしいっていうのが香港の素敵なところです。
権記雲呑面
https://goo.gl/maps/BCDYg6CL5jTWEHAs6
香港 North Point, 渣華道108號地下2號舖
+852 2811 8083
夜は長いので、おつまみ用にメニューから適当に選んでテイクアウトをお願いしたところ、おでんみたいな料理でした。
これは猪紅(ちゅうほん)といって、豚の血をゼラチンで固めたもの。初めて出会いました。
豆腐よりもコキュコキュとした弾力があり、レバーみたいな味だけど全然臭くない不思議な食べ物。
まずくはないけど、なんか気の抜けたような味……と、夫とわたしは思ったのですが。
豆腐と臭みの少ないレバーを愛する娘には夢のようにおいしい食べ物だったようで、「レバドー(レバー豆腐)」と勝手に名付けて容器の底を漁って食べ尽くしました。
豚の血と言われても恐怖感や抵抗感はないようでした。味覚っておもしろい!
子どもたちは寝る前に、買ったチャイナ服でファッションショーを楽しみました。
息子のは3年前に買った服のサイズ違いで色違い。コットン製で肌触りがいいので、見つけられてよかったです。
■12月3日(月)
最終日は、帰るだけ。
朝7時にホテルを出て、A11バスで空港に向かいます。通勤の人も多いバスですが、始発から終点までなのでゆっくり座れます。
1時間半以上前に着いたので余裕かと思いきや、チェックインの列が長い!
そして、空港が広いーーーーー!
前にも香港エクスプレスで来たことがありますが、そのときはまだ第一ターミナルだったのかな。
第二ターミナルでチェックインして、搭乗口まで行くのに電車2本くらい乗り継いで……
夫、3日も会社休んだのにお土産を買う時間すらなく最終案内!!!
(セントレア到着後に買ったシガールを配り、それはそれでいいネタになったようです。正直、香港のよくわからんクッキーとかもらうよりシガールが嬉しいとも思う)
機内では予約していた点心の機内食です。
これ好きなんですよね。次回も予約しよう。
夫は昨日買ったクラフトビールを見つけて、せっかくだから食事より飲むとこちらを選択。
そして無事に日本に到着!
新しくできた施設「フライトオブドリームス」にある日本初上陸のクラフトビールのお店に行くつもりでしたが、200mlで1000円くらいする値段に恐れをなして断念。
結局、子どもたちが大好きなゴールドラウンジでビールを飲んで帰りました。
月曜日なので空いてて、ゆっくり寛げたのでこちらで正解でした。
余談ですが、帰りに生徒手帳を拾って届けました。財布とか定期とかしょっちゅう拾うんですが、そんなに下見て歩いてるかな…?
最終日は帰るだけだったものの、次の日は学校・幼稚園なので夕食は家でのんびり食べられてよかった