2017年現在、なにかと話題になっている韓国・釜山。
2012年、フリーランスで働いていた夫が7年ぶりに正社員として就職することになり、仕事のスキマに2週間ほど休みがあったので北九州市の実家に帰省するついでに釜山に行くことにしました。
4月の北京に続き、娘は連続で海外旅行です。
⇒初めての海外旅行は、北京(1歳4ヶ月)
福岡からは高速船ビートルも出ていますが、わたしたちが使ったのは下関からの関釜フェリー。
たまたま6月末期限の株主優待券がヤフオクで2,000円になっているのを見つけ、往復13,000円(大人1人)で1等室を予約できたのです。
【2012年6月11日】
駅近でアクセス抜群の、下関フェリーターミナルから、行ってきまーす!
【下関港国際ターミナル】
小さいながらも座敷(オンドル)の個室なので、1歳児連れでも余裕です。
大浴場もありますが、部屋にトイレとシャワーがあるのも助かる!
関釜フェリーは日本船「はまゆう」と韓国船「星希」が交互に運航していますが、星希でした。 色合いが韓国ですね。
海外フェリーは免税のためお酒が安いことが多いのですが、ビール高かったです。
上海からの船はもっと安かったし、稚内~サハリンの船でビールが100円だというTweetが話題になったこともありましたが、なぜか350mlが200円、500mlが350円。
レストランのメニューも高い。
豆腐とキムチ2,000円って、豆腐チゲのことだと信じたい。
そろそろ夕暮れ、そろそろ出航です。
左手に夕日、右手に関門海峡・・・下関(山口)って門司(福岡)より西!
これはにはけっこう驚きました。
星希号、出航~!
昔懐かしいゲームを楽しむ元ゲーマー。
ゲーム=一瞬でお金がなくなるものだと思っていましたが、上手だと100円でこんなに長いこと遊べるものなのですね。
スーパーで買っておいたお寿司パック+船内コンビニのラーメンとビールで夕食タイム。
名古屋⇒山梨で友達と会う⇒北九州⇒下関という旅程だったので、おやつはプレミアム信玄餅。
正直、普通のとの違いがよくわかりません。普通がおいしすぎるってことなんですが。
おやすみ~★
【2012年6月12日】
朝8時に到着!
夜行フェリーなので、朝から有効に時間を遣えるのがいいですね。
【釜山港】
ここが釜山港(プサンハン)です。一定年齢以上の方はよくご存知ですね。さあホテルへ向かおう、となってからミスが発覚。
バウチャー(予約確認書)しか印刷してきてない!
地図がない~!
新しいホテルなので、ガイドブックにも載っていません。がーん。
そういえば、地図紛失事件は、2016年のロシアでも。
⇒ロシア・ウラジオストクへの船旅(3)<<ウラジオストク編>>
でも最寄駅まで行くと、構内に地図があり、載っていたので一安心。
まだ部屋に入れなかったので散策に出かけることにしました。
おお、韓国!
この辺で日本人ににこやかに話しかけられたので、道でも聞かれるのかと思ったら、エホバでした。
長いエスカレーターを上って、
龍頭山公園に来ました。
鐘、低い!!
せっかくなので釜山タワーにも上りました。
海と山、見晴らしは最高です。
お腹が空いた娘、コンビニのツナマヨおにぎり。
セブンイレブンのおにぎりはおいしい(ファミマは残念でした)。
【龍頭山公園】
そして大人は次なる目的地まで移動。
小さな女の子もアイプチ?
到着!
韓国と言えば、焼肉でしょう~!
カルビ、ミノ、赤センマイを注文しました。
お店のおばちゃんが、まずは骨付きカルビを焼いてくれます。
順番の選択権はありません。
ミノも最高!網の下ではにんにくが♡
ほどよく焼けると、ミノとにんにくは網のフチへ。
フチ方式は、大阪の名店(もはや焼肉ショー)「やまがた屋」でも見たことがあります。
最後は赤センマイ。
シマチョウとマルチョウの間くらいのほどよい脂です。
誰かと思ったら、ヨナちゃん。
最後に出てきた甘酒もさらっとしてておいしかった。
さすがマッコリの国ですね。
1歳児は、シールで楽し気に遊んでおりました。
ああ、おいしかった~!
「地球の歩き方」で、釜山でいちばんおいしいと紹介されていたホルモン焼肉屋さんでした。
熊本の「焼肉大学」というお店が姉妹店だったようですが、2017年現在は閉店しているようです。
【オマッチッ】(오막집)
お腹も満たされたし、そろそろホテルで休みたい…
今回のホテルは、こちら。
釜山の中心地「西面」から一駅の「釜田」直結、地下街で西面まで歩くこともできます。
agodaで確認して、2泊で21,690円でした(1室)。
【イビスアンバサダー釜山シティセンター】 (ibis Ambassador Busan City Centre)
⇒楽天トラベルで予約
⇒Expediaで予約
⇒agodaで確認
⇒TripAdviserで確認
無事にチェックイン!
バス、トイレもキレイです。
TOTOではなくてOTTO!おっと!
ダラダラ~
ダラダラ~(ひまわりチョコLOVE!)
ぐうぐう。
親も一緒に2時間半も昼寝してたら、もう夕食の時間です。
夜の街へおでかけ。
ソウル在住の元同期(日本人)に教えてもらった「開琴ミルミョン」というお店です。
釜山名物のミルミョンという麺。
韓国冷麺とはまた違って、弾力はあるんだけど細い中華麺みたいな感じ。
ハサミで切って、好みでお酢をかけて食べます。
これ、ほんとにおいしかったな~。
いまだに、ときどき思い出して食べたくなります。
1歳児もよく食べました。
ごちそうさま!
【開琴ミルミョン】(개금밀면)
⇒プサンナビで確認
※GoogleMapでは最寄り駅しか出てきません。
あとはお夜食と朝ごはんを買って帰りましょう。
キムパプという、韓国風海苔巻き屋さん。24時間営業。
具入りもありますが、わたしは細長い具なし(忠武風)が好きです(具が入っていると、すし飯で食べたくなってしまう)。
【ナヌリ忠武キンパッ】(나누리충무김밥)
賑わっている屋台のようなところを通り、
ジュース屋さんを発見!
氷が心配という声も多いですが、わたしたちはカンボジアの屋台とかでも飲みます。
ラズベリー♡
ようやくホテルに戻って晩酌。
キムパプは朝ごはんに、スルメのキムチは晩酌のおつまみに。
買うときにそう伝えたら(日本語)、くっつかないようにホイルで分けてくれました。
韓国海苔、おいしい♡
目覚ましはかけずに、おやすみ~★
【2012年6月13日】
前日は早めに寝たので8時に起き、ゆったり朝風呂。
朝ごはんは、前日に買っておいたマクワウリ。
さっぱりしたメロンのような、おいしいウリです。
部屋にあったコーヒーは超アメリカンだったけど、意外に味は悪くなくて不思議。
そして昼前からのんびりおでかけ。
ホテルのとなりは釜田市場です。
タイミングが合わなくて買えなかったチヂミ?屋台。次は食べたいなあ。
お魚から生薬まで、いろいろ売られていました。
【釜田市場】
さて、お昼ごはんはこちら。
ちょっとした小鉢が出てきたあと…
ウニのスープ!!!ワカメも入って、磯の香り!
この量、テンションが上がります。しかも7000ウォン(約500円)。
スープに旨味が溶け出しているので生ウニほどの濃厚なおいしさはありませんが、満足です。
アワビのお粥!!!
しかし食べてみると、味がない・・・
醤油をくれ~!という感じです。
たぶん生あわびだと思うのですが、やはり生は旨味は少ないのでしょうか。
テーブルの上の塩と韓国海苔をバサバサ入れて、ようやく「おいしい」と思える味になりました。
あわびを食べている贅沢感はあるけど、2度目はないかな。
ウニを食べる1歳児。
【済州家 (南浦洞店)】
⇒TripAdviserで確認
そして、まさかのランチはしごです。
どうしても行きたくて絞れなかったので…
ちょっとお上品なセッティング。
ずらっと並ぶお皿。はい、韓定食です!
薬膳っぽい具がいろいろ入っている石釜ごはん。
前日から韓国海苔にハマっている1歳児。
念願の生マッコリ!
そして、どうしても食べたかったカンジャンケジャン!(生ワタリガニの醤油漬け)
季節ではないので、食べられるお店がここしか見つからなかったのです。
カニを切りつつほぐせるハサミ。
タレとカニの身と生卵をごはんに混ぜて食べます。
最強のTKG!!!
さらに韓国海苔に包むという至福。
でもわたし、実は2007年に生甲殻類のアレルギーを発症しています。
ちょっと食べたのですがやっぱり喉がイガイガしてしまい、このときを境に生甲殻類とは完全にお別れしました。
【クンチッ】(큰집)
食べ過ぎたので、腹ごなしに市場をお散歩します。
このシャツは日本で着ると妙に韓国っぽくて結局あまり着ないままでしたが、もう1着買ったシャツはいまもよく着ています。
袋がポールスミス風だけど、ストライプの幅がなんか微妙。
ポールスミスは計算され尽くしているんだと改めて知りました。
釜山最大のチャガルチ市場です。
海辺なので、やっぱり魚屋さんが多いですね。
スープ屋さん。
いろんな種類のキムチ!
さすがにお腹いっぱいなので断念。
一生分ありそうなマクワウリ。
業務用の厨房のお店かな。
ドラえもんは定番ですが、NHKのドォーモくんまで!
「NHKに出ました」と張り紙してある店の店員さんが「ニセモノあるよー」と声をかけてきます。
すごい…
【チャガルチ市場】
市場を抜けても、まだ屋台はありました。するめ屋さん。
BIFF広場という、ちょっとした観光名所。
映画祭があったようで、ハリウッドのチャイニーズシアターっぽい手形が埋め込まれていました。
ビートたけしさんもあります。
【BIFF広場】
そろそろホテルに戻って休憩をと思っていたら、娘が寝てしまいました。
エレベーターの少ない釜山では、ベビーカーに乗せたままホテルに帰るのはちょっと無理。
眠りの浅いタイプの娘は、抱き起こすと起きてしまいます。
というわけで、観念してコーヒーを買ったりして散歩を2時間ほど延長しました。
犬の散歩中の現地の人のよう。
ここにも、犬?
さて、晩ごはんを買って帰りましょう。
できれば晩ごはんを買って釜山ロッテの試合を見に野球場へ行きたかったのですが、ホテルでゆっくり休憩できないまま出歩くと娘の負担も大きくなってしまうのであっさり断念。
人気のフライドチキン屋さんです。
【コンチュリーコッコ】
さらに前日のキムパプ屋さんでピビンバも買って、宴会!
韓国にもペットボトルのビールがあります。
いかにもおいしそう!
なんですが、正直な感想としては「日本の唐揚げレベルすごい!」でした。
ではでは、おやすみなさい~★
【2012年6月14日】
またまた10時間くらい寝て、8時ごろに起床。
もともとチェックアウトまで宿でのんびりするタイプですが、子連れで旅行するようになってからは午前中に観光の予定を入れることがほとんどなくなりました。
午前中に動かせない予定を入れてしまうと、子どもの体力面でも親の精神面でもあまりいいことがないのです。
お昼は、ミルミョンに引き続いて友達おすすめの「慶州朴家テジクッパ」へ。
店の前でグツグツ煮えたぎるスープ。
薄めのトンコツスープのお粥です。豚肉入り。
ニラやアミを入れるとほどよい塩気と旨味でおいしい!
このあと屋台での食べ歩きもしてみたかったので、1人前を注文し、ちょっと申し訳ないのでビールを頼みました。
【慶州朴家テジクッパ】
斜め向かいの角にある行列のできていたお店(カルックスかな?)も気になりましたが、今回は我慢。
西面とチャガルチ周辺は地図なしで歩けるくらいに満喫したので、最後は釜山大学周辺へ。
学生街は賑やかです。
ペアルック発見!
北京にもけっこういましたが、釜山でもよく見かけました。
韓国の女の子、細い!
ちょっとわかりづらいですが、トンカツピザ!
学生街ならではですね。
そして、大学に到着~
と言っても、入りません。
大学前の屋台に来てみたかったのです。
トーストを焼いて…
ハムも焼いて…
マスタードを塗って…
トーストサンドイッチ!
紙コップに入れるって斬新です。
ワッフルも気になる。
買いました~
温めなおしてくれたわりにはけっこう冷たくて、揚げたみたいに固くなっていました。
クリームも、子どものころに駄菓子屋にあった砂糖がじゃりっとするヨーグルトクリームの味。
あんずジャムもたっぷり。でも、このジャンクなおいしさがたまりません。
もう屋台は満喫したし、と気が向かない様子の夫をふりきって、わたしはすももジュースも買いました。
さわやかでものすごくおいしくて、夫に褒められました。
【釜山大学】
16時半ごろ、スーパーで目をつけていた要冷蔵のマッコリを買ってホテルに戻って荷物をピックアップ。
無事にフェリーターミナルに戻ってきました。
残金は470ウォン(約30円)。
韓国は小さな店でもカードOKなので残金を調整しやすかったです。
そういえば、フェリーの予約時に「予約番号は往復とも310です」と言われました。
「往復ともって、それ予約番号っていうか部屋番号やろ」と思っていたのですが、その予想は大正解。
予約番号=部屋番号、飛行機に比べていかに船が緩いかというのがよくわかります(笑)。
時間があるので、夫はしばしフェリーターミナルの撮影など。
港とか工場の景色に萌える人がいるの、なんかちょっとわかります。
日本に修学旅行にいくらしい学生さんたち。お菓子の量!!!
晩ごはんは船内のコンビニでいいかと思っていたのですが、ターミナルに日本円OKのキムパプ屋さんがあったので買っておきました。
そして乗船、往路と同じ310のお部屋で一晩を過ごします。
出港が21時だったので、揺れる前に晩ごはんを済ませます。
船内で買ったレンジ調理のトッポギ、チキン&ライス、キムチ。
マッコリ、お店で飲んだのには及ばないけどおいしかった!
飲むまね~!
このとき流行っていた遊び。
痩せていて尾てい骨が突き刺さるので、けっこうツライです。
狭くて薄暗い部屋を嫌がって、外へ出たがるので
食後は寝る時間になるまで部屋の外やデッキで遊びました。
10時には就寝、おやすみ~★
【2012年6月15日】
下関に戻ってきました!
到着~!(この写真、出発前にも撮ったような)