【2019年12月-2020年1月】年越し東南アジア旅行(マレーシア編)

タイ編は、こちらです。

5日目(12/27)タイ~マレーシア・ペナン島

いつのまにか旅も中盤。8時くらいまで寝て、ベッドを座席に戻してもらいました。
マレーシア国境に近くなり、車窓のけしきもなんとなくマレーシアっぽい気がする(マレーシアっぽいってどんなんだ?)。

頼んでいた朝ごはんはサンドイッチとパイナップルです。パンのクオリティがそう高くないので、まあ普通。

またまた物売りの人からフライドチキンを買う息子。お金の支払いはいつのまにか子どもたちの役目になっています。

さて、降車するのはマレーシア側のPadang Besar(パダン・べサール)駅です。
3分ほど前にタイ側のパダン・べサール駅もあるのですが、そこは間違えないようにしないといけません。欧米人グループが降りそうになってました。
※Wikipediaは「パダン・ブサール」と書いてあるのですが、これでブサールと読むんでしょうか……旅行サイトはベサール表記が多いです。

さあ、10時前くらいにマレーシアに到着!
子どもたち、初の陸路国境超えです(海路は韓国とロシアで経験済)。

ここから列車を乗り継いでButterworth(バタワース)まで行き、船でペナン島に渡る計画。
出入国を終えると10時台の列車は出ていたので、次の12時台まで2時間ほどあります。
両替所はないですが、チケットはタイバーツで買えます(おつりはマレーシアリンギット)。

チケット売り場で、同じ列車で着いたらしい欧米人カップルに「どこへ行くの?わたしたちは決まってないんだけど……」と相談されたので、「ペナン島に行くけど、ランカウイ島のほうが評判はいいよ」と答えました。

たぶん、乗り継いでクアラルンプール(KL SENTRAL)まで行くつもりだったんだろうな。クアラルンプール行きの当日券は完売している可能性が高いと日本の旅ブロガーさん何人かが書いていてくれてなかったら、わたしたちも同じ目に合ってたかも。

それにしても、パダン・べサールはびっくりするほど何もない!
でもGoogleマップで見ると近くに「バザール」があるようだったので駅から出ることにしました。

BASARという看板に沿って行ってみた近いほうのバザール。

え………?

新しいほうはここから10分弱でショッピングモールっぽい、と夫は推してましたが、暑くてしんどいし、半信半疑だし、リンギット持ってないし、多数決で拒否。

とはいえ、写真を見る限りはそこそこ大きそうです。

こちら↓はウォールマートよりはちょっとローカルかな。

と、歩いてたらセブンイレブンがあり、入ると……

ATMある!!

お金おろせました。旅ブロガーさんのクアラルンプール完売情報はありがたかったけど、「パダン・べサールには両替所もATMもない」と書いてあったのはちょっとウソでしたね……駅にはたしかにないけど、駅前すぐにあるやん!

セブンイレブン

ここで子どもたちはお昼用のパンを購入。ちなみにこのセブンイレブンではタイバーツもクレジットカードも使えません。

出発の25分前くらいに駅に戻ると、すでに2番線には列車がいて、それなりに乗客が!
慌てて乗り込み、唯一空いていた4人用コンパートメントを確保して一安心。

…していたら、車掌さん的な女性がチケットの確認に来て、見せると「バタワース行きはこれではない」と!

えー!?バタワース行きは2番線では?!

と思いつつ急いで降りて確認したら、同じ2番線の後方に別の車両が停まってました。わー、危なかった。出発前に検札に来てくれて本当によかった!

バタワース行きは停まっていたもののまだ乗れなかったので、大人用の食事(ビーフンとチャーハン)を買って急いで食べました。

すると英語でなにやらアナウンスが……

バタワースとナンバーワンしか聞き取れなかったけど、ぞろぞろと人が移動したので1番線に変わったらしいことがわかりました。いま?!けっこう怖いよマレー鉄道!

なんとか乗れて、席も確保できました。よかったよかった。バタワースまでは1時間半ほどの列車旅です。子どもたちはやたら上機嫌でした。

無事、バタワースに到着。

バタワースは、パタン・べサールに比べると都会でした。フェリーターミナルはすぐ近くで案内もたくさん出ているので迷いませんし、途中にはショッピングモールがあり、銀だこもありました。

ペナン島行きの船も頻繁に出ています。

乗船!

乗船時間は10分ほどなのでベンチに座っていても立って景色を見ていてもどちらでもいい感じ。バタワースばいばい!

ペナン島に到着!下船前の船から見える景色です。

ペナン島もわりと都会的です。※パダン・ベサール比

ホテルはフェリーターミナルから近い「The Prestige Hotel Penang」。バンコクのゲストハウスと同じく、2019年開業という新しさが決め手でした。

カフェでウェルカムドリンクがいただけます。子どもたちはアイスココア、わたしたちはコーヒー(子どもの宿泊が無料なので本当は2人分だったようですが、よくわからずに頼んでしまい、サービスで出してくれました)。

コンパクトだけどキレイなお部屋です。シャワーの出も問題なし。

アメニティセットもかわいい!

まずは子どもたちがずっと楽しみにしていた屋上プールへ!でもまさかの「更衣室なし」で、トイレで着替えました……。一泊12000円なのでしょうがないかな。

プールの水深は120cm。娘はギリギリひとりで入れますが目は離せないし、息子は常に抱っこです。でも、オレンジ屋根の建物がトリックアートみたいにも見えるインフィニティプールで、眺めは良かったです。

さんざん遊んで、夕食はホーカー(屋台街)へ行くことに。ホーカーは近所にもあるのですが、せっかく島なんだしと海沿いの「Northam Beach Cafe」にしました。

部屋でなんだかんだダラダラしてるうちに夕焼けの時間を逃してしまい、あんまり意味なかったですが……

ホーカーではまず席を取り、各店にお料理を注文する際にテーブル番号を伝えて運んできてもらうのが基本。先払いのお店もあれば後払いのお店もあるし、店員さんが少ないお店だと取りに来てくれと言われることもあります。

ビールは高いけど、3本セットならちょっと割安。

息子は海老の麺。もっと海鮮いきたいねー、と話していたのですが、かなり高かったのでほかは断念。

四季豆の炒め物(太めのいんげんなんですが、やたら美味しい。アジア旅行で見つけると頼んでしまうやつ)。

インド系のお店のクレープみたいなやつ。やわらかくて美味しい!

と、竹筒入りのビリヤニ。ビリヤニが辛かったので、中国系のお店で子ども用のチャーハンを追加しました。

すんごい仕事できる系に見える店員さんがいて、「これは期待できる……!」と思ったら案の定。びっくりするくらい美味しいチャーハンでした。※下で紹介するサテー屋さんに向かって左、インド系のお店をさらに超えたところにある中華系のお店。

それからマレーシア名物のサテー。女性ひとりが殺気立って焼きまくっている「Stay King」ですが、入れ代わり立ち代わりお客さんが来るので美味しいのだろうと。
2本と言ったら5本セットだと怒られ、紙幣を出したら釣りのないようにできないのかと怒られ……

でも待つこと20分、鶏サテーも羊サテーも美味しかった!特に羊!部屋飲みのつまみにしようとテイクアウトで羊5本追加オーダーしたら、ちょっと落ち着いていたのか嬉しそうに笑ってくれました。

Northam Beach Cafe

facebookページ

宿に戻るのはタクシー。流しはぼったくりがあるのであまり良くなく、Grabという配車アプリが基本です。

タクシーの運転手さんは営業熱心で「明日観光用にチャーターしないか」と猛アピールされましたが、「子どもたちが疲れてるから明日は寝かせたい」と言ったら「子どもの健康がいちばんだ!」とあっさり納得してくれました。良い人でした。

コンビニ(地図はこちら)に寄ってビールとお菓子買って、タクシーの運転手さんにもらったペナン島の観光地図で明日の予定を考えました。出発直前まで忙しかったし、2泊なのでガイドブックも買ってなかったのです。
オモシロ系のミュージアムがたくさんあるっぽい!

持ち帰ったサテーもやっぱり美味しい!

ルートビアのクリームソーダ、想像通りの味!
長い一日でしたー!

6日目(12/28)マレーシア・ペナン島

お昼前まで寝て、子どもたちの希望はやっぱり「プール!!!」。

前日買っておいたパンやカップ麺をちょっとつまんでから、またまた屋上へ。学習したので、今回は水着の上にTシャツを着ていきました。

真昼間で灼熱なので、軽い日光アレルギーのあるわたしは早々に日陰に退避しました。
14時にやっとホテルを出発。予定通り、オモシロミュージアムめぐり!

まずは絶対に行きたかった「食物狂騒館(WONDER FOOD MUSEUM)」へ。

食品サンプルの博物館という感じで巨大サンプルもたくさんあります。オモシロ写真がたくさん撮れて楽しかった~!

ここはフォークと椅子があるだけなのでみんなスルーしていたのですが、わたしがやったら周りの人も「そういうこと!?」みたいになって行列になりました(笑)。

もっと載せたいのですが、キリがないのでこのへんで……
おもしろいだけじゃなくて、けっこうシュール。

糖質や

脂肪と筋肉や、

フカヒレの問題提起があったりして、

最後は飢餓でぎょっとしましたが、これはこれで大事な話なのでよかったと思います。

WONDER FOOD MUSEUM

facebookページ

次は、Upside Down Museum(上下逆さま博物館)Ghost Museum(ゴースト博物館)へ行きたかったのですが、怖そうだから嫌だと子どもたちに却下され、 Magic World Penang(マジックワールド・ペナン)に行くことに。でもその前に、Magic World Penang併設の「ICE CAFE」で休憩することにしました。

「10℃がどんなもんかみんな知らんやろ」という感じが伝わって、逆に行きたくなる!

ペナンの街には壁のアートもたくさんあって、けっこう楽しい!

ICE CAFE、15分ほど並びました。そんなに人通りが多い街でもないけど、大人気のようです。

北欧や北海道にありそうな「氷のホテル」っぽいのですが、思ったより寒くなく、普通に気持ちいい(笑)。10℃だと半袖ではとても耐えられないはずですが、寝台列車でダウンを着て冬眠してしまった娘も上着を欲しいとは言いませんでした。たぶん18~20℃くらい。

チョコシェイクとアイスクリームを4人でシェア。
そんなに濃厚なアイスじゃないんだけど、予想してたよりも美味しかった!

ICE CAFE

公式サイト

食べ終えたらもう17時前……
Magic World Penangへ行くと、ちょうどショーが始まるところでした。

ショーの上演中は撮影禁止でしたが、ちょっとしたコント、タネはわからないけどハンズでキットを見かけたことがあるようなマジック、観客の中から選ばれるあきらかにサクラの助手など……、温泉街の演芸ショーを思わせる出し物でした(温泉街のショー見たことないけど)。

英語がわからないのでコントはよくわからないし、1時間あるしで、おもしろくないわけじゃないけど後半は「もうええけどな」って感じでした。子どもたちもちょっと飽きつつ、演者が退場しようとすると出口のカーテンが閉じる、みたいなしょうもない繰り返しにゲラゲラ笑ってました。

で、そんなことより……

めっっっっっっっっちゃ!寒い!!!!
半袖で耐えきれない。
ICE CAFEよりずーーーーーーーーーーっっと寒い!!!

で、ショーのあとはようやくのマジック遊び!

こっちはひたすら楽しかった~!

スマホにアプリを入れて撮影すると不思議な動画になるという展示も。
19時までだったのでやや急ぎ足になってしまって残念。

Magic World Penang

公式サイト

Googleマップで見ると近くにホーカーがあるみたいだったので、夕食はそこへ。

テーブルを確保して番号を覚え、注文するというスタイルは昨日覚えたのでちょっと余裕。娘も「さき席決めなきゃ!」とか言ってました。

やっとありつけた肉骨茶(バクテー)!なかなかの味の素味なので、最初は美味しいけど後半飽きてきました。

チャーハンも昨日のほうが美味しかったなー。

蒸篭を積んである飲茶屋さんでシュウマイや大根餅、

ほかのお店で小籠包と中華系も。
ハズレもないけど、全体的に昨日のほうが美味しかったです。

香港映画に出てきそうな写真撮れた(笑)。娘が暑さのせいで食欲がなかったので、持ち歩いているタッパーにチャーハンを詰めてホテルに戻りました。

Jetty Food Court 海墘美食中心

これは帰りにコンビニで買ったペナン風福建麺(ホッケンミー)。アルコール1%のレモンフレーバービール「JOLLY SHANDY」、夏に常備したい!昔は日本にも売っていたようですが、いまは楽天やAmazonでも取扱いがないようです。

海老なのでわたしはちょっと味見しただけですが、味噌風味で期待より美味しかったです(味噌なのがペナン風らしい)。

シードルはまあ、知ってる味。翌朝早いけど、昼まで寝てたのもあって12時前に就寝。

7日目(12/29)マレーシア・ペナン島~シンガポール

もうはやペナンを立つ日になりました。娘、恒例のホテルへのお手紙も書いてました。

もうちょっと観光したりちょっと高級なニョニャ料理を食べたりしたかったけど、今回はしょうがなかったかな。とはいえ、次があるかというと……。乗り継ぎのついでがあれば、というくらい。

でも子どもたちは「ここに住みたい!」とのこと。寒い日本から暖かい国へ来たのもあるし、ペナンはプールがあったのが大きかったですね(笑)。

7時半にタクシーを呼んでもらって空港へ。

空港、さむ!!!
ICE CAFEよりさむ!!!

シンガポール航空のサイトでグループ会社のシルクエアを予約したのですが、シルクエアだとスターアライアンスゴールドでもラウンジは使えないそう。

ということで、免税店をひやかし(何も買わず)、搭乗口近くの売店で肉まんだけ買いました。寒いので、ほかほかがちょうどいい。

では、ペナンとさようなら!

飛行機が苦手だった息子が、窓の外を撮影!なんだか感慨深いです。

やや寝不足だったので2時間弱のフライトでもしっかり仮眠して、シンガポールに向けて体力回復です。シンガポール編へ続く