甘酒の原材料を各社比較!効能効果やおいしく飲めるレシピも紹介

■ 飲む点滴、甘酒がブーム。酒蔵製も増加中

飲む点滴、飲む美容液として数年前から注目されている甘酒。
国内の酒造メーカーでも、甘酒をつくる蔵が増えてきました。

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こちらの写真は、今年8月にお邪魔した鳥取県境港の千代むすび酒造。
原画にゲゲゲ!境港「千代むすび酒造」の角打ちでちょい飲み

■ 甘酒は2種類。流行は、米麹でつくる甘酒

実は甘酒には、2種類あります。
酒粕をお湯に溶いて砂糖などで甘みをつけてつくる酒粕甘酒(アルコール入り)と、米麹でつくる米麹甘酒(ノンアルコール)です。
最近注目されているのは後者、米麹甘酒のほう(酒粕にも健康効果はあり、身体に悪い食材ではありません)。

酒粕甘酒を飲んで「甘酒は苦手」と思い込んでいる人もいるかもしれませんし、ブームも手伝ってどんどんおいしくなっているので、長らく飲んでいない人は再チャレンジする価値ありです。

■ 甘酒の効能・効果は?

キムチな納豆、ヨーグルトなど発酵食品が美容・健康に万能なのは周知の事実。
米麹を発酵させてつくる甘酒も、その仲間です。
胃に優しい消化酵素、疲労回復効果のあるビタミンB群、整腸作用おのあるオリゴ糖や食物繊維などなど、嬉しい効能がたくさんあります。
また、ノンアルコールの甘酒は妊婦や子どもでも安心して飲むことができます。

■ 甘酒のカロリーは?ダイエットにはどう?

甘酒のカロリーの一例は、以下の通り。
無添加だからローカロリーとは言えないようです。

マルコメ:米麹からつくった甘酒(無加糖):100ccあたり74kcal
森永製菓:甘酒(加糖):100gあたり 64kcal

微糖の缶コーヒーが100gあたり17~18kcal、コーラが100ccあたり45kcalなので、飲み物としてはハイカロリーですね。
マルコメの場合は1本125cc=93kcal、森永は190g=121kcalになります。

カロリー的には、「甘酒を飲んだから痩せる」とは言えません。
むしろ、飲みすぎると太ります。
ですが、甘酒を飲むことで基礎代謝をアップさせ、結果的に痩せやすい身体をつくることはできます。
健康習慣として、1日100~200ccを目安に飲むのが良さそうです。

■ 甘酒の原材料は?砂糖や添加物は入っている?

米麹甘酒が美容・健康に良いと書きましたが、砂糖や添加物を加えている商品も多いです。
飲みやすくて保存がきくなどメリットもありますが、それを理解して買うのと知らずに買うのは大違い。
特に砂糖が含まれているものをたくさん飲むと糖分の摂りすぎになってしまいます。

手軽な飲み切りサイズを出している、主なメーカーの原材料を調べてみました。

□ 森永製菓(※冷やし甘酒のみ、アルコール度数1%未満の表示があり)

甘酒缶
【原材料】砂糖、酒粕、米麹、食塩、酸味料

甘酒しょうが缶
【原材料】砂糖、酒粕、米麹、食塩、粉末しょうが、酸味料、しょうが抽出物

甘酒紙パック(1000cc)
【原材料】砂糖、酒粕、米麹、食塩、安定剤(増粘多糖類)、酸味料、香料

冷やし甘酒缶
【原材料】砂糖、酒粕、米麹、食塩、黒みつ、酸味料

冷やし甘酒紙パック(1000cc)
【原材料】砂糖、酒粕、米麹、食塩、黒みつ、酸味料

こだわり米麹の吟醸甘酒(缶160g)
【原材料】砂糖、酒粕、米麹、食塩、酸味料

おうち茶屋 甘酒(フリーズドライ)
【原材料】酒粕、米麹、砂糖、食物繊維、食塩、甘味料(アスパルテーム・L フェニルアラニン化合物)

おうち茶屋 甘酒しょうが(フリーズドライ)
【原材料】酒粕、米麹、砂糖、しょうが、食塩、食物繊維、粉末しょうが、甘味料(アスパルテーム・L フェニルアラニン化合物)、しょうが抽出物

五穀と麹の甘酒
【原材料】米麹、押麦、砂糖、食物繊維、玄米加工品、じゃがいもでん粉、もちきび、食塩、黒みつ、キヌア粉、アマランサス粉、酒精、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、酸化防止剤(ビタミンE)

□ 月桂冠

甘酒缶
【原材料】砂糖、酒粕、還元難消化性デキストリン(食物繊維)、米こうじ、食塩、増粘剤(加工でん粉)、酸味料

甘酒しょうが缶
【原材料】砂糖、酒粕、還元難消化性デキストリン(食物繊維)、米こうじ、生姜、食塩、増粘剤(加工でん粉)、酸味料

冷やし甘酒缶
【原材料】砂糖、酒粕、還元難消化性デキストリン(食物繊維)、米こうじ、食塩、増粘剤(加工でん粉)、酸味料

冷やし甘酒しょうが缶
【原材料】砂糖、酒粕、還元難消化性デキストリン(食物繊維)、米こうじ、食塩、生姜、増粘剤(加工でん粉)、酸味料

□ マルコメ

米糀からつくった甘酒
【原材料】米、米こうじ、食塩

甘酒生姜ブレンド
【原材料】米、米こうじ、食塩、生姜粉末

米糀からつくった甘酒LL (ストローで飲める紙パック)
【原材料】米、米こうじ、食塩

甘酒豆乳ブレンド
【原材料】豆乳、米、米こうじ、食塩

□ 白鶴酒造

あまざけ缶
【原材料】糖類(砂糖・粉飴)、米こうじ、酒粕、蜂蜜、しょうが、酸味料

あまざけ袋入り(加糖)
【原材料】米、米こうじ、砂糖、粉末水飴、酒粕、食塩

あまざけ袋入り(無加糖)
【原材料】米、米こうじ、酒粕、食塩

各社いろいろですね。ざっとまとめると、

【森永製菓】

・砂糖入りだが、原材料はわりとシンプル。
・大容量の製品には品質を維持するための添加物(増粘多糖類)が入っている。
・フリーズドライ製品には人工甘味料が使われている。

【月桂冠】

・飲みきりサイズにも添加物(増粘剤)が入っている。
・食物繊維が添加されている。

【マルコメ】

・酒粕なし、無加糖で「米、米こうじ、食塩」というシンプルな原材料。
・国産米の使用を宣言している。
・「米糀からつくった甘酒LL」以外の製品は、電子レンジでそのまま加熱できる。

【白鶴酒造】

・粉飴や粉末水飴など、砂糖以外の糖類を添加している。
・袋入り(無加糖)は添加物なし「米、米こうじ、酒粕、食塩」のシンプルな原材料。

 

というわけで、長く愛飲するならマルコメか白鶴の無加糖でしょうか。
マルコメは、国産米の使用を宣言していますし、容器ごと温められるのが便利ですね。
飲みなれないうちはそれらに甘みを加えるか、森永の甘酒缶がいいような気がします。

■ 米と米麹だけ!酒蔵がつくるシンプルな甘酒

酒蔵がつくる甘酒は食塩も入っておらず、原材料の面では非常に魅力的ですが、飲みきれないともったいないだけでなく質も低下してしまいます。
大手の飲み切りサイズで甘酒習慣がついてから購入するほうがいいかもしれません。

ドラッグストアでも手に入りやすいのは、福岡の蔵元、篠崎の国菊ですね。
原料は有機米を使った甘酒は米麹のみ、その他の甘酒(国菊あまざけ、発芽玄米あまざけ、黒米あまざけ)は「米と米麹」です。

金沢の人気酒造、福光屋も「米、米麹」だけの甘酒を出しています。
米は国産米100%で、契約栽培米・酒造好適米とのこと。

とりあえず2種類だけ紹介しましたが、「酒蔵 甘酒」で検索するとたくさん出てきます。

■ 甘酒を手作りしたい人は、炊飯器や専用メーカーを

米麹を買って甘酒を手作りしたい人には、炊飯器でもつくることができます。
マルカワみそ」という福井県でオーガニックのお味噌をつくっていらっしゃる蔵がクックパッドに公開しているレシピをリンクさせていただきます。

Cpicon 麹だけ!炊飯器で作る甘酒の作り方 by マルカワみそ

ただ、甘酒をつくるには8時間くらいかかるので、炊飯器が使えなくて困ることがあります。
つくり続ける自信がついたら、甘酒メーカーを買ってもいいかもしれません。
甘酒以外にもいろいろつくれます。

■ 我が家でお気に入りのアレンジ!ハニーレモンジンジャー甘酒

わたしは甘酒のふんわり麹が香る感じは好きなのですが、毎日飲むにはアレンジも必要。
そこで思い出したのが、こちら。

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インドで飲んだ、ハニーレモンジンジャーです。(写真右、左はチャイです)
見た目と名前の通り、紅茶にはちみつとレモンとしょうがを入れたドリンクですが、これがおいしい!
日本でも「はちみつレモン」は大人気なので、日本人にウケる味です。

これをヒントに、紅茶の代わりに甘酒を使ってみました。
砂糖入りの甘酒を使う場合は、はちみつは入れないでください。
レシピというほどのものではありませんが…

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【分量】(1杯分)

・甘酒 180cc
・はちみつ 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・すりおろししょうが 小さじ1

【作り方】
・鍋か電子レンジで温めた甘酒に、はちみつ、レモン汁、すりおろししょうがを入れて混ぜる。

【備考】
・チューブのしょうがは辛味が少ないので、物足りなければ少し増やしてください。
・甘酒を瓶(缶)から器に注ぐときは、商品説明にしたがって混ぜてからにしてください。

 

■ 寒くなる季節は、甘酒を始めるのに最適

冷やし甘酒も登場していますが、やっぱり甘酒は冬にほっこり飲むのに向いています。
これからどんどん寒くなる季節は、甘酒を試してみるのにバッチリだと思います!
(わたしももう1回がんばろう、の自戒を込めて。笑)